大動脈炎症候群(高安動脈炎)の症状と治療

大動脈炎症候群は大型の動脈に起こる炎症によって様々な症状を起こす病気です。実はこの病気が発症する原因はいまだに解っていません。



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大動脈炎症候群(高安動脈炎)の症状と治療

大動脈炎症候群の症状


大動脈炎症候群は大動脈とそこから枝分かれした動脈、または肺動脈、冠動脈などの血管が狭くなったり詰まったり、あるいは拡がることから色々な症状を引き起こす病気であり、その原因はまだよく解っていません。


特に日本においては、大動脈もしくはその分枝血管に障害を引き起こすことが多いようです。血管が狭くなったり詰まったりすることから引き起こされる虚血障害や、逆に血管が拡がることで引き起こされる動脈瘤が主な症状となります。


いずれにしても、大動脈炎症候群の生じた血管が身体のどの部分に位置しているかによって影響を受ける身体の部位が異なってくるために、様々な症状が表れるようになります。


大動脈炎症候群の症状として最初に表れる症状は、一般的なかぜの症状とよく似ています。すなわち、熱が出たり、身体全体がだるかったり、疲れやすくなったりといった、なんとなくはっきりとしない症状なのです。


また、大動脈炎症候群ははっきりとした診断の決め手がないために、その発見が遅れることも非常に多いようです。例えば、数週間から数ヶ月にわたって、原因不明の微熱や身体全体のだるさが続いていくなかで、やっと大動脈炎症候群であることが解ることも多々あります。大動脈炎症候群の診断というものが、全身の炎症所見と血管病変の存在に基づいて行なわれるため、その判断までに時間がかかるものと思われます。


大動脈炎症候群(高安動脈炎)の症状と治療